エレクトーンの音色とその歴史【FM音源、AWM音源】

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基本の音色

エレクトーンが電子オルガンと立ち位置である以上、

オルガンの音は欠かすことはできない

falco / Pixabay

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はずだ。パイプオルガンのフィート(パイプの長さ)を指定して、オルガンの音色とする機能は、最新機種においても依然として残されている。オルガン系の作られた音は様々にプリセットされているものの、自由にオルガンの音色を作り出せるという機能は、未だに使用されるということであろうか。

搭載される音色数としては、時代を追うごとに、

新しい機種に導入される数は倍々で増えてきている

初期のエレクトーンで10~20程度としても、90年代のEL-90で160程度、現在の最新機種ELS-02で1000を越えている。もちろん、エレクトーン自体で音色の変更(エディット)ができるため、パターンとしては無限大ということにはなる。鍵盤ごとにその組み合わせを適用して、弾いたメロディが発音する。

エレクトーンの音源

80年代以降、FSシリーズ以降のエレクトーンでは、LSIの大きな進歩により、大きく2つの音源が用いられている。

FM音源とAWM音源

である。エレクトーンの世代ごとに音源の推移を示してみる。

FS、FX: FM音源

HS、HX: FM音源+初期のAWM音源

EL-xx: FM音源+AWM音源

EL-xxx: FM音源+AWM音源(+VA音源 上級モデル)

ELS-xx: AWM音源(+VA音源 カスタムモデル以上)

主流の音源が、初期のFM音源から、AWM音源へと変化してきた。また、EL-xxx以降の機種では、上位機種にVA(Virtual Acostic)音源を搭載しており、仮想的な楽器の音を作り出す音源である。

さらに、最新のELS-02シリーズでは、スーパーアーティキュレーションボイスを搭載し、管楽器や弦楽器等のアコースティック楽器特有の奏法を、鍵盤のタッチや演奏で表現できるお供組み込まれている。

音源の変更と互換性

元々、エレクトーンの進化の中で大きく問題となってきたのが

「互換性」がないという点

geralt / Pixabay

である。80年初頭のような、扱うデータ数もそれほど多くないレベルであればいいのだが、80年後半以降の機種になると、扱うデータ数も格段に増え、モデルチェンジをした際にそのデータが移行できないという課題が発生した。これは、

90年代に入っての機種EL-xxまで続いてきた悪しき伝統

とも言える。

では、EL-xx以降の機種では、

次モデルへの互換性

があるかというと、一通りはあると言える。リズムパターンや音色の引継ぎはある程度有効ではある。ところが、EL-xx、EL-xxxシリーズからステージア(ELSシリーズ)にモデルチェンジした際には、

音源が大きく変わった

こともあり、実際に同じ音色名であったとしても、かなり雰囲気や音の太さなどが変わっており、厳密には要修正という課題も残っている。

まとめ

音色はたくさんあって、自分の好きなものを選べたほうがいいことは確かです。ところが、

最初から1000の音色があった場合に、それを使いこなせるか、

ijmaki / Pixabay

というと、それはなかなか難しいことでしょう。そうなると、他の人が作ったデータを参考にするなど、よいものを積極的に勉強していく姿勢が必要です。

昔は限られた音と効果を、どう重ねて、どう表現するか、ということを考えたものです。そのほうが、逆にエレクトーンのことを使いこなしているとも言えるのかもしれません。

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