エレクトーンの歴史と変遷【エレクトーン初代機】

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エレクトーンの先祖?

電子オルガンの仲間としての立ち位置のエレクトーン、つまりオルガンから派生している。では、電子オルガンは、いつ生まれたのか?

さかのぼること80年以上、

1934年に発売された「ハモンドオルガン」

が一番の先祖というべき電子オルガンと言われている。当時活躍していたパイプオルガンやシアターオルガンを、

dassel / Pixabay

「もっと手軽に、家庭でも」という発想から

出てきている。

その当時から、ペダルの鍵盤も存在し、パイプオルガンなどと同じように、両手の鍵盤と足で演奏されていた。

初代エレクトーン

日本での電子オルガンは、1957年から開発が進められた。電子楽器のオールトランジスタ化の研究が進められており、その流れでトランジスタモジュールを使用した電子オルガンとなった。

初代機は1959年12月、型番はD-1

足鍵盤を持ったスタイル、音の余韻を残すサスティン機能などは、当時のオルガンを踏襲するかたちになった。

このときの鍵盤が、上下2段の手鍵盤で、それぞれ49鍵、1オクターブのペダル鍵盤(13鍵)であり、これは、

現在のエレクトーンでも標準

el-irast

となっている。

普及期の出現

その一年後、一般向けのモデルも次々と発表され、自宅で手軽に演奏できるという提案がうけ、日本の家庭にも勢いよく浸透していった。商品名としての

「エレクトーン」は、電子音「Electoric Tone」からの造語

であるが、後々、電子オルガンの普通名詞と間違われるほどに、知名度は上がっていった。

当時、米の販売価格が900円前後だったことを考えると、

Freeimages9 / Pixabay

普及期12万8,000円

というのは決して安い買い物ではなかったことはうかがえる。

エレクトーンの音質はどうであったか?

当時のヤマハ社長は、エレクトーンの音について、こう表現している。

「音楽おもちゃ」

まだまだ生楽器を表現するにはほど遠く、鍵盤を押すと音が発生し、鍵盤を離すと音が切れてしまう。音楽として表現するためには、改良する点にあふれていたという。そして、エレクトーンの開発は進むとともに、音の質を求める研究も進められ、エレクトーン史に大きく変化をもたらしたGX-1の登場以降、

演奏機種としてのエレクトーンと、

音質を求めるシンセサイザー

の二手に大きく分かれていくことになる。

まとめ

電子オルガンとしてのエレクトーンは、進化した現在も

「手軽に音楽を」という遺伝子

Tumisu / Pixabay

は受け継いできているように思われます。オルガンそのものの音を出す機構も以前として残されていること、オルガン系の音色も充実していることからも分かります。当時の世の中ではエレクトーンの登場がかなり衝撃的だったために、

決して安くないものが、多くの家庭に入り込んでいった

ということでしょう。

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