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楽曲をコピーしてエレクトーン演奏に

弾きたい楽曲の楽譜が手に入るか

音楽奏者としては、気に入った曲を自分で演奏したいものです。その楽譜がすぐに手に入るのであれば、購入して練習すればいいだけです。ただ、売れた曲などで楽譜にする需要がない限りは販売まで至ることはないかもしれません。しかも、エレクトーン楽譜ともなると…販売される楽譜自体が限られる中、好みが合わないとかなり難しいのでは…。

そうすると、自分で楽譜を書くしかないわけです。

楽譜を作り出す

エレクトーンをやってくれば、音程を取るのはある程度できるでしょう。主旋律が取れれば、コードはネットで検索すればいくらでも参考になるものはあります。主旋律とコードが分かれば、あとはアレンジの範囲になります。

そこで問題になるのが、主旋律以外のフレーズです。エレクトーンで弾くとなると、左手を副旋律で弾くこともできますし、アカンパニメントに任せることもできます。が…相応しいアカンパニメントを探すのはなかなか大変な作業です。FS-30→EL-90と扱ってきた身としては、その頃のアカンパニメントは全部分かっているくらいでしたが、さすがにELSシリーズになるとなかなか…。ベースラインをABCに任せるにしても、適切なパターンを見出すのは大変です。

弾く部分と自動演奏部分の切り分け

右手の主旋律と左手・ベースのコードが基本となり、副旋律を右手に混ぜたり左手で演奏したり、主旋律を左手に混ぜ込んだりと悩むところではありますが、それ以外は切り離します。切り離した部分は…切り捨てるかアカンパニメントに任せるか、普通はそういう選択になりますね。エレクトーンのシステムだけを利用するとなると、ここまでが限界です。

他の方法としては、エレクトーンのレジストを購入した方があれば分かると思いますが、サポート演奏の機能と使うということができます。XGサポートというものですね。

XGサポートとは

MDRの演奏データを走らせるときにリズムを使用すると思いますが、その拍進行に同期して登録された演奏が流れます。演奏データとして使用できるのは、通常モードでは上鍵盤、下鍵盤、ベース鍵盤とソロ(リードボイス)の音色として出すのが一つの手法、もう一つは独立したMIDI音源として出力する方法があります。MIDI音源は16ch(チャンネル)あり、そのうちの1~4chを上鍵盤、下鍵盤、ベース鍵盤、ソロに割り当てるので、それ以外の12chが使用可能です。各鍵盤に割り当てて16chを使用する方法もありますが、ここでは割愛します。

作成する方法さえ覚えれば、他の楽器との共演的なことも簡単に実装できます。例えば、こんな感じです。こちらは、ソロ演奏と他3chを利用しています。

こちらの課題は、一つの演奏となっていることです。途中から演奏しようとしても、MDRで演奏の途中まで時間送りをしなければできない点です。鍵盤の割り当てであればエレクトーンの音での演奏となりますが、チャンネル割り当てでは128の音色に限定されます。

アカンパニメントを作る

アカンパニメントをエレクトーン上で自作できるのは、5つのセクションのうちコード1とコード2のセクションです。エレクトーンではいわゆるリズミックコードと呼ばれるもので、左鍵盤で押下しているキーを指定したリズムで鳴らすものです。

ただ、エレクトーン側でRPPの中に「ファイルから読み込む」というのがあります。ここからオリジナルのアカンパニメントを含むパターンを読み込むことができます。できるのですが、あまりここに関する表記はなく、最初は手探りで始めたものです。フォーマットさえ守れば自由が効きますから、これを利用しない理由はありません。

手法が分かればXGサポートを作るのと流れは同じですので、興味があれば以降の記事を見て頂けたらと思います。

リズムパターンの作成

他にリズムパターンをどうするかという問題があります。既存のパターンもありだと思いますが、意外にパターンが少ないものもあるので、作り込むのもありです。アカンパニメントまで作成するのであれば、リズムパターン作成とも大きく絡んできます。