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「I LOVE…」のコード進行におけるテンションコード

5級の楽譜を入手

ひょんなことから「I LOVE…」のエレクトーン譜を手に入れる。難易度は5級。これはやるしかない。もちろん弾くこともそうですが、コード分析も含めての話。ヒット曲のコード進行を学ぶのはかなりの勉強になりますし、扱ってみたいと思ってもいたので。さすがに耳コピだけでコードを取るのはなかなか結構骨が折れます。

エレクトーン譜にありがちな短縮バージョン

通常の楽曲は演奏時間はそれぞれの事情があって決まることがありますが、エレクトーン譜でも4分、5分という縛りがあります。これは、コンクールでの演奏時間の規定が4分や5分ということが多いためです。原曲が5分弱で入手したエレクトーン譜は4分弱。原曲と照らし合わせるとちょうど19小説が省略されて繋げられていました。原曲をよく聞いたことがなければ、省略されているのが違和感なく、なかなかすごいです。

なので、課題としては、エレクトーン譜のまま弾くことはもちろんのこと、不足している19小説を耳コピして弾く、楽曲のコード進行を見る、というところになります。

コード進行について

ネットを検索すれば、特にギター譜用に楽曲のコードが示されているので、それを参考にすれば大きな問題はありません。また、エレクトーン譜にもコードネームは書かれています。ただ、細かいテンションを書かないことが多いので、例えばC#7と書かれていても、純粋はコードではないことはあります。実際にそうでした。当然、アレンジャーによって原曲のコードを使うとは限りません。エレクトーンで弾くのに相応しいコードに変更することもあります。

それを前提とした上で、原曲を聞いてもテンションっぽいコードが聞き取れるのですり合わせていきます。

テンションコードを引っ張り出す

基本的に不安定な度数の音程のコードは、ディミニッシュコード、テンションコードなどになっていることが多いです。ただ、コード表記を見る限りは、ハーフディミニッシュとSUS4が数ヶ所、それ以外には記載がありません。サイトによっては表記も異なり、コード進行の捉え方や解釈の違いということもあることでしょう。※エレクトーン譜のコード表記にもテンションを省く場合が多いです。

イントロの繰り返し

DM7→A/C#→Bm7→F#m7・E/G#・A・Eb7(9)

末尾から、イントロの2回目の繰り返し、Aメロへを繋がります。このEb7についての解釈が異なります。サイトによっては、EとかE7とか書かれているところもあり、これはコード進行的(A→E→D)にも疑問です。A→○→Dという進行なので、Aの裏コードとしてのEb7を用いるのは分かります。メロディのE→D→C#→B→Aに対し、伴奏でC#→D→E→F→F#が流れるように9thコードを補うとよいのでしょう。

さらに、Eb7(9)に対してメロディはBの音ですので、Eからみて増5度の音となり、響きとしてはaugコードとしても取れます。エレクトーン譜では5度音はアボイドになっているので真意は取れませんが、Eb7と書かれた表記も、実質、Ebaug7(9)くらいのコードになるでしょうか。

肝になるC#7(9#)のコード

Aメロの繰り返しでも使われ、全般的にもC#7(9#)のコードが多用されます。

DM7→C#7(9#)→F#m7→Em7→G/A

エレクトーン譜では完全に9#の音が入っていますし、原曲を聞いても短9度の響きがありますので間違いはないと思います。F#m7へのセカンダリードミナントですが、9#の音が入ることで、よりドミナントモーションを強くしています。

末尾のG/Aはコード進行を考えた場合はAsus4と読み替えたほうがいいでしょう。Em7→A→DM7のツーファイブです。

原曲との差

原曲と実際の楽譜では、楽器の特性もあるために同じになるとは限りません。特に楽譜化するに当たってはアレンジャーの性格にもかなり寄与します。それを前提として、気になった個所を取り上げてみました。コード進行の解釈については、他のサイトのほうが参考になるかと思いますが、テンションコードについてはあまり触れられていないようです。

通常のコードに耳が慣れているのであれば、ディミニッシュ系のコードや短9度音程を含むコードにはかなり違和感を感じるものです。それがどういった扱われ方をしているのかも重要ですし、様々なサイトで書かれているコードを鵜呑みにするのではなく、自分で解析してみるのもなかなか面白いですね。

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