既成の楽譜からの演奏
しばらく、耳コピや自作で楽譜を作っていました。どうしても時間と労力がかかるのが悩みの種。楽譜がないものは仕方ないですし、楽曲のイメージが違ったりするのであれば自分でやりくりするのですが、Departureに関してはエレクトーン譜もあり、レジストもヤマハが力を入れて作ったもの(STAGEAの達人シリーズ)だったので、今回はそのまま弾くつもりで購入しました。ずいぶん前の曲ではありますし、Youtubeでもわりと多く上がっています。
エレクトーンが故障?
エレクトーンは4分や5分の演奏時間に合わせるように、一部がカットされている楽譜が結構多いです。Departureに関してはそれもなく、手を付ける必要はないと思っていたのに、まさかの事態が発生。エレクトーン自体が中古ですし、2ndエクスプレッションペダルが弱っているのはありましたが、今度はペダル鍵盤のタッチトーンが効かないことが判明。以前に使っていた記憶はあるので、最初からおかしかったことはないと思うのですが、確かにアフタータッチで音の強弱も出ず…困った事態になりました。ティンパニロールをペダル鍵盤に設定して、アフタータッチを使用するのが数ヶ所出てくるので、これができないと完全に片手落ちになるくらいのものでした。
仕方なく楽譜の修正
このまま下がるわけにはいきません。ペダルの音は左手でカバー、そのためにオクターブをずらしたり、ボイスエディットを多用したり、かたちにするのに時間を要しました。
(参考)
ペダル鍵盤の音→左手鍵盤:To Lower
左手とベースのフィート調整:ボイスのフィートの調整、左手のオクターブ調整
左手トップの音をベースの音に合わせる:ボイスエディットでノートシフトを調整
他にサポート演奏を取り込む
この曲のBメロで、左手パートが伴奏ではなく、メロディックなパートになります。この個所に、サポートでは和音伴奏を刻んでいます。このパターンは基本的にはベースと連動するので、ベース音でサポート音を発音できるようにします。ベース音がCのときに、Cのコード(C,E,G)の音が出るようにボイスエディットでノートシフトを調整します。完全に裏技ですが、本当にELSシリーズになってシンセ並みに効果や音をボイスをいじれるのが面白いところです。
割と骨のある演奏
早弾きのフレーズさえないですが、ミスなく弾き切るのが大変ではありました。Bメロ前の左手パートとBメロがなかなかな練習が必要でした。Bメロは右左ベースがバラバラのリズムです。完全に分離パートの練習は久々にやった気がしました。
演奏はオーバー気味に
エレクトーン演奏では、エクスプレッションペダルペダルで強弱をつけすぎるのはあまり好まれません。リズムまで一括で音量が変更されてしまうためですね。リズムの音量はそのままに鍵盤の音量を抑えたいと思うことはよくありますが、今回はあまり気にせずに強弱をつけています。また、楽譜ではスイング感は出していませんが、レジストのリズムを見る限り、軽いスイング感を出しているので、演奏ではスイング感を出して弾いています。