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「三段鍵盤を遊べ」ヤマハエレクトーンSTAGEA ELC-02

ヤマハYoutubeから

今、市場に出ているエレクトーンの公告塔と言えば、

エレクトーンチャレンジ、つるの剛士氏

でしょう。

つるの剛士さんがヤマハ「エレクトーンチャレンジアンバサダー」に就任!
つるの剛士さんがヤマハ「エレクトーンチャレンジアンバサダー」に就任!
ヤマハのエレクトーンチャレンジ 第二弾! 今年発売になったエントリーモデルELB-02に合わせて、 エレクトーンチャレンジ第一弾 ...

毎週小出しになっているYoutubeの動画を見てみると、浅く広く、エレクトーンの関連することをこれでもか、とつなげてきているところはあります。何にしてもヤマハの製品がありますしね…。

一方で、エレクトーンの普及ということになるとどうなんでしょうか?

ELC-02のマーケティング

今や、少子化、お稽古ごとの多様化で、別の世代をターゲットとしてマーケティングしてきているようにも見えます。

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[yamahajp] 「三段鍵盤を、遊べ。」ヤマハエレクトーンSTAGEA ELC-02 Part 1

ELC-02のターゲットを考えてみると、これ、幼児科の親に向けての製品ではないですね。初めてのエレクトーンとなれば、ELB-02なわけです。

ELC-02の販売路線は、明らかに大人に向いているわけですよね。

エレクトーンのターゲット

ELB-02は主に幼児科や初心者向け、ELS-02シリーズは中上級者向け、ELC-02は?

持ち運びできるエレクトーンという名の下にあるので、

・自宅のELC-02をライブに持っていく

・ライブ用にELC-02を2台目として持つ

という需要を喚起したいのかもしれません。

年代的には、ライブをやるくらいの大学生~アクティブシニアくらいでしょうか。結構幅はありますが、ある程度時間のある世代に、もう一度エレクトーンに戻ってきてもらおうというような感じを受けます。

確かに、小さい頃にヤマハをやっていた、という人は結構な数になるはず。当時はあまり関心がなかったとしても、大人になって目覚めるということは十分にあります。

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[yamahajp] 「三段鍵盤を、遊べ。」ヤマハエレクトーンSTAGEA ELC-02 Part 2

そもそもエレクトーンって

エレクトーンって何だろうと考えてみると、

・キーボード

・ドラム

・ギターその他楽器の音

こんな側面もあります。これはもちろん、今までのエレクトーンという発想よりは、エレクトーンチャレンジでヤマハが提示してきている内容にさえ見えます。

「三段楽器を、遊べ。」

という広告。「弾く」のではなく「遊ぶ」。ここに新しいエレクトーンの世界を感じます。

もちろん、エレクトーン一台でもライブは成立するでしょう。

純粋にエレクトーンの演奏としても、伴奏+ボーカルもありでしょう。あるいは、ギターやオーケストラ系の音もいいでしょう。

要は、何でもあり。

エレクトーンプレーヤーとしては、演奏をすることがメインであり、yaSya氏のように変わった扱い方をするのが珍しい、という見方ですが、何となくこれを逆手に取っているようにもみえてきます。

ELC-02自体は素晴らしい出来

エレクトーンとしての頑強性は欠けるところはありますが、何より、ELS-02とELS-02Cの中間的な立場で、エレクトーンプレーヤーに必要不可欠なものは、ほぼ揃っているという状態。

中上級プレーヤーには2ndエクスプレッションペダルは外せないでしょう。それでいて、価格はELS-02以下。VA音源の音色が使えないこと以外には、あまり不満となりそうなところが見えません。

ELS-01シリーズを持っていて、02シリーズにバイタライズするとか、近未来に03シリーズが出てからバイタライズするとか思っている人が、ELCシリーズをサブとして買うということは…十分ありだと思います。

従って、ヤマハエレクトーンの売れ筋は、

ELSシリーズ以外の「ELB-02」と「ELC-02」に偏る

という傾向が出ても不思議ではないのではと…真剣に思ったりします。

エレクトーンELS-02シリーズがエレクトーンとしての完成型だけに、派生モデルもかなりの質の高さということになるでしょう。