進化した現代のエレクトーン

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現代のエレクトーン

昔のいわゆる木の箱のエレクトーンしか知らない人が、現代のエレクトーンの演奏を見たり聞いたりすると、

まるで違う世界のもののよう

に感じる。

まさしくそうであって、30年前のエレクトーンと現代のエレクトーンは比較にならないくらい違うものになっている。それはもちろん、見た目もそうではあるが、

音色、音質、効果など、あらゆる面で根本が違う

見た目の違いは明らかである。
昔の木のぬくもりを感じるものはなく、どちらかというと冷たい印象だろうか。

キーボードフェイスと似ているとも言える

dos72 / Pixabay

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操作感パネルも歴然としている。以前のレバー式のものは改良とともに姿を消し、ボタンで選択し、選択したもののLEDが点灯するという方式に移行してきた。さらに、操作パネルは内蔵化し、多くの設定はタッチパネルで行う。操作パネルにあるものしか弄れなかった時代からは、比較も不要なほどの機能がある。

大きな転機となった80年代

大きな分岐点は80年代であると言える。まずは、

操作パネルが旧来のレバー式からボタンでの選択に

変わった。この時点では木の箱モデルだったエレクトーンも、外観から大きくモデルチェンジし、モノトーン系を貴重としたプラスチックの鋼体をまとうようになる。

細かい点をあげればきりがないが、外観として注目すべき箇所はいくつか存在する。

その一つがフットスイッチ

ボタン式に変わったことで演奏効果の機能が多くなり、左足のエクスプレッションペダルの左側に「左フットスイッチ」が、その次のモデルでは、「右フットスイッチ」が導入される。また、もう一つは2ndエクスプレッションペダルである。これは上級機種にのみ搭載されるのが一般的である。詳細は後ほど扱うことにしよう。

モデルチェンジと機能面の充実

音色数や効果の増加はめまぐるしいものがある。上位機種のエレクトーンでは1000を超える種類の音色を内蔵している。また、これはシンセサイザーなどと同じように、それぞれの効果を変更することで、音色に変更することができ、

理論上、無限大の音色を作り出せる

GDJ / Pixabay

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これが、80年代であれば、20種類程度だっただろうか。パネルにある音のみの組み合わせだったものが、内蔵された別の音を設定できるようになったのが80年後半のモデル、このあたりから、

モデルチェンジごとに倍々くらいの勢いで増えてきている

のが現状である。

音色数には限りがないものの、それよりも重要なのは音質でもある。現在は生の楽器音を取り込んで忠実に再現した音(スーパーアーティキュレーションボイス)が搭載され、ピアノの音をはじめとして、かなりリアルに近い音が再現できる。また、各楽器の特徴に沿って、音色に変化を出して、よりリアルな演奏もできるようになった。

まとめ

昔のエレクトーンしか知らない人が、今のエレクトーンを見ると

「ぶったまげた」
びっくり

と言わしめるほどに変わってしまったのです。それは、いい意味でもそうであり、良くない(と見る)面でもそうです。

その辺りは、エレクトーンの進化を見つつ、追っていきたいところです。まあ、見方を変えれば、シンセサイザーが2段になっているようにも見えるわけで、エレクトーンだけがオルガンチックに残っているのも変な話ですから、時代の流れです。

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