ヤマハの教室で習える楽器は?
大きい楽器店に行けば、様々なコースが開講している。実際に、ヤマハが発売している楽器を考えれば、ピアノやエレクトーンはもちろんのこと、フルートなどの管楽器やバイオリンなどの弦楽器、ドラムなどにまで多岐に渡り、そのニーズに応じたコースを開講している。最近では、
大人のためのコース
も増えてきており、昔やっていた人、あるいは、昔やりたかったけどできなかった人が習いに行く教室である。
ただ、一般的に「ヤマハ音楽教室」と言ったら、やはり
ピアノ、エレクトーン
であろう。小さい頃からの音楽による教育を狙ってのコースがメインであって、
少子化による影響などで余った講師陣を大人に向けている
のではないだろうか。
子供向け教室のコース
何よりも、ヤマハの一番の軸になっているのは、
「幼児科」
であろう。
年齢にして4~6歳、年中から年長の2年
をかけて学ぶコースである。この期間はここ数十年変わっていない流れであり、その前後の考えると何年かごとに大改正があったりすることから見ても分かる。幼少期の音感が大事と謳うだけあって、
この期間に学ばせることには絶対の自信をもっているように
も見える。
もちろん、幼児科を卒業したからと言って、ピアノをばりばりに弾きまくる子になれるわけでもなく、
大人顔負けの演奏ができるわけでもない。
その点が満足できないのであれば、個人の先生のところで超英才教育を受けるべきである。ヤマハが掲げているのは、
全体的な音楽に関する感性を育てる
というものである。
当然、幼児科の前の段階でもコースが設定されているのだが、まさにリトミック教室のような感じで、幼児科へのつなぎとも言える。いずれ幼児科に入らせようということであれば、無駄ではないもかもしれない。
小学生向けのコース
幼児科を卒業したコースは、基本的にはジュニア科となる。このジュニア科の変遷はかなり大きくあり、ちょうど今年、大改正が行われたばかりでもある。その主軸は、トップレベルのクラス、中間レベルのコース、普通コースに分かれるというものであった。トップレベルのクラスは以前から存在するのだが、中間レベルのコースは初めての試みとも言え、トップレベルまでは行かないが…というところをフォローするために生み出されたのでは、と思われる。事実、
幼児科を卒業する段階で本人の素質などを見分けるのは簡単ではなく、
やる気のある子たちを集めやすくする意図
もあったのではというところだ。
小学生から始めるコースとしては、ジュニア基礎コースとなる。幼児科卒のコースより数歩遅れた立場でスタートするのであるが、進行具合や教室の事情で、ジュニア科のクラスに編入していくことも多くなる。ただし、ジュニア科のトップレベル、中間レベルのコースに編入することはできず、
「幼児科卒業」が通行手形
になるようだ。
まとめ
ヤマハで習わせようと考えているのであれば、
よいでしょう。早いうちから芽を見出すということもありつつ、やはり幼児科の時期に音楽に関わることが、のちのち大きな影響になるものと思います。